ブログ

チャンスは藪から棒に

かっぱ

いつもありがとうございます。

今日は舞台美術家の妹尾河童さんの

デビュー秘話をご紹介します(^-^)

妹尾さんが21歳で、大阪の朝日会館という

劇場の宣伝担当だった時のこと。

藤原歌劇団が「ラ・ボエーム」の公演で大阪に来ました。

その公演のポスターを気に入った歌劇団の主宰者兼、

大スター歌手藤原芳江氏(男性テナー歌手)。

当時53歳。

彼は、ポスターを描いた妹尾さんを呼び出し、

「このポスターからは、『ラ・ボエーム』

のアリアが聴こえてくるね。」

と大変気に入ったことを伝えました。

その数か月後の2度目の再会の時に

「きみー、いっそ東京に出てこないか」

と藤原氏。

生意気ざかりの妹尾さんは

「若い者に来いというからには、

住む所も面倒見ようということでしょうね?」

ところが藤原氏、二つ返事で

「ああいいよ」

そんなわけで、それほど広くもない家に

奥さんと子供の3人暮らし。

そこに、家の手伝いも歌劇団の手伝いもせず、

自分のやりたいグラフィックデザインの

仕事だけをする居候生活が始まりました。

そんな生活が3年経ったある日、

妹尾さんの部屋に入ってきた藤原氏が珍しく真剣な顔で、

「きみー今度の『トスカ』の舞台装置

をデザインしてみないかね。」

と突然言いだしました。

『トスカ』の公演は2週間後。

驚いた妹尾さんは怒ったような声で

「藪から棒に何を言うんですか。

僕はグラフィックデザイナーで舞台美術家じゃありませんよ。

仕事が全然違うじゃないですか。」

それをさえぎるように藤原氏

「きみー、仕事が違うっていうけど、オペラが好きなんだろ。

そして絵が描けるじゃないか。だったらやってみろよ。

チャンスというものは藪から棒に決まってるんだ!。

列車が停まって、ドアが開いて

“さあ乗って下さい”というようなものじゃない。

よく“自分はチャンスに恵まれなかった”

なんていう奴がいるが、実は目の前の

チャンスに気づかなかっただけなんだ。

人生なんて、ほんのちょっとしたきっかけ

で変わってしまうもんだぜ。」

それがきっかけで、妹尾河童さんの

貧乏舞台芸術家人生の幕が開けたのでした。

 

★新開 桂の瞑想ヨーガ

新シリーズ「マインドフルネスの原点」

3月「臍(へそ)にマインドフルネス」

月1回 原則第一土曜開催

日 時 3月4日(土)

18:15~20:15(開場18:00)

場 所 東京ウィメンズプラザ2F

(渋谷駅 徒歩12分 表参道駅 徒歩7分)

参加費  3000円 (初回のみ要予約)

懇親会  2500円(要予約・自由参加)

持ち物  動きやすい服装・敷物

(バスタオル・ヨガマット等)

瞑想・アーサナ指導  新開 桂

呼吸法指導・音楽監督 新開 春樹

企 画  アーナンダ・ヨーガ

お申込みはこちら

春の半日ヨーガ講座(桂)

「霊性の扉を開く 

至福へのマインドフルネス」

3月20日(祝・月)

13:00~17:00(開場12:30)

参加費 6,000円(要予約)

会 場 新橋・スペース銀の鈴(6F)

懇親会 3,000円(自由参加・要予約)

お申込みはこちら

★新橋クラス(春樹)

火曜 2/28・3/7・14・21・28

19:00~21:00  1回3,000円

★吉祥寺クラス(桂)

日曜 2/26・3/5・19・26

11:00~13:00  1回3,000円

★ハッピーエイジング・ヨーガ(桂)

木曜 3/2・16・23

10:30~12:00

各回3,500円

全3回10,000円(要予約)