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涙の般若心経

11月23日(祝・木)の半日ヨーガ講座

「ヨーガでひも解く般若心経」

が近づいて参りました。

今回は、般若心経のマントラを

「自分本来の声」で唱えます。

「自分本来の声」を出すには

3つのポイントがあります。

1、お腹(マニプーラ・チャクラ)

声の振動はパワーの源、お腹の

マニプーラチャクラの領域から始まります。

よく日本でも「お腹から声を出しなさい」

と言われますが、それは音になる前の

振動がお腹からすでに始まっているからです。

2、胸(アナーハタ・チャクラ)

愛・共感・感情の中枢アナーハタ・チャクラ

この胸を振動がスムーズに伝わることで

振動に「心・想い」が乗ります。

3、喉(ビシュッダ・チャクラ)

表現力を司るビシュッダ・チャクラ

喉を振動が通る時にようやく

「音・声」になります。

この3つが十全と機能することで

「自分本来の声」が生まれます。

今回は、表現力の喉を中心に開発しながら

お腹と胸ともスムーズに振動が

伝わる身体に調えていきます。

喉の開発の決定版のウジャイー呼吸法も

じっくり丁寧に行います。

「声」はうそをつけません。

昔から「本音」という言葉があるように

お腹、胸、喉がつながって

「自分本来の声」を取り戻すことは

自己表現の根幹です。

「祈り」にもこの「自分本来の声」

は欠かせません。

自分の声を取り戻し、自分らしい表現力

で般若心経のマントラを唱え、

音に心を乗せる至福を体感してみてください。

さらに、今回は般若心経のマントラを使って

密教の生命とも言える背骨にプラーナを

通す使い方もご紹介いたします。

まだ、お席ございます。

般若心経の瞑想的な側面を

愉しみにいらしてください。

最後に般若心経にちなんで、

大河ドラマ「平清盛」の題字

でも評判になった知的障害者で

書道家の金澤 翔子さんの

「涙の般若心経」のお話です。

翔子さんが10歳の時に、

普通学級から身障者学級への転校を

余儀なくされました。

納得のいかない翔子さんとお母様は

悲しくて休学してしまいました。

孤立して途方にくれて、行く所もなく

膨大な時間だけが二人に迫ってきます。

余りのやるせなさにお母様は翔子さんに

般若心経の大作に挑戦させようと思い

つきました。

毎日毎日、ニ七二文字の

般若心経を書き続けました。

10歳のしかも知的障害をもつ翔子さんには

実に過酷な挑戦でした。

お母様に叱られ、泣きながら

それでも翔子さんは何時間も何時間も

般若心経を書き続けました。

どんなに叱られても

弱音は吐きませんでした。

翔子さんの優れた持続力はこの時に

身についたものです。

こうして孤立した深い悲しみの中で名作

「般若心経」は生れました。

お母様曰く

「闇の中には大きな光が

待ち受けているものだ」

今でもこの時の「般若心経」には

翔子さんの涙の痕が残っています。

 

★秋の半日ヨーガ講座(桂)

「ヨーガでひも解く般若心経」

11月23日(祝・木)

13:00~17:00(開場12:30)

参加費 6,000円(要予約)

会 場 新橋・スペース銀の鈴(6F)

懇親会 3,000円(自由参加・要予約)

お申込みはこちら

★新橋クラス(春樹)

火曜 11/21・28、12/5・12・19・26

19:00~21:00  1回3,000円

★吉祥寺クラス(桂)

日曜 11/19、12/3・10・17・24

11:00~13:00  1回3,000円

★ハッピーエイジング・ヨーガ(桂)

木曜 11/30、12/7・14・21

10:30~12:00

各回3,500円